≪NEW≫ タイはどんな国?
キャリアバンク海外事業部広報担当です。
先日、当社海外事業部 部長の水田がタイ出張に行ってきました。
水田コラム「~外国人雇用の現場から~Vol.20 タイは外国人の受入国に変わるのか」では、リアルなタイの”今”をお伝えしているので、ぜひご覧ください。
本ブログでは、「微笑みの国」、タイについてご紹介します!タイの基本情報や魅力について理解を深めていただければ幸いです。
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タイの地理・気候
🌎地理:
タイはインドシナ半島の中央に位置し、東南アジア諸国連合(ASEAN)の中心的な役割を担う国です。北はミャンマーやラオス、東はカンボジア、南はマレーシアと国境を接しています。
日本からのフライト時間は、首都バンコク(スワンナプーム国際空港)まで約6時間半〜7時間程、面積は約51万3,000 km²で、日本の1.4倍ほどの広さがあります。
首都バンコクは、メコン川の支流であるチャオプラヤ川の河口近くに位置し、古くから水上交通と商業の中心地として栄えてきました。現在も、ASEAN域内の物流と金融のハブとして、経済的な注目を集めています。北部には山岳地帯が広がり、南部はマレー半島にかけて細長く伸び、美しいビーチリゾートが点在しています。
🌈気候・自然:
熱帯性気候で、年間を通じて温暖です。季節は大きく分けて 11月~2月の乾期、3月~5月の暑期、6月~10月の雨期(グリーン・シーズン)があります。年間平均気温は28℃前後ですが、特に暑季には40℃近くまで気温が上昇することもあります。
🍛食文化:
手で食べるのが伝統的で、食事中はあまりしゃべらず静かに食べるのがマナーとされているそうです。タイ料理は、「酸味」「辛味」「甘味」「塩味」の四つの要素が含まれており、ハーブやスパイスがふんだんに使用され、香り豊かで複雑な味わいが特徴です。
代表的な料理としては、辛酸っぱいスープ「トムヤムクン」、米麺を炒めた「パッタイ」などが挙げられます。
食事には通常、スプーンとフォークを使用します。フォークは食べ物をスプーンに押し乗せるために使い、スプーンで食べるのが一般的で、基本的に大皿料理を皆でシェアするスタイルが中心です。バンコクをはじめとする都市部には、活気あふれる屋台文化が根付いて美味しい料理を気軽に楽しむことができます。


辛酸っぱいスープ「トムヤムクン」 麺を炒めた「パッタイ」
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タイの民族・宗教
タイの人口は約6,610万人で、大多数がタイ族、その他華人、マレー族等となっています。(外務省) 仏教国で、国民の約95%が上座部仏教(テーラワーダ仏教)を信仰しています。これは、タイの文化、生活習慣、価値観の根幹をなしており、「微笑みの国」と呼ばれる友好的で穏やかな国民性にも影響を与えていると言われています。
タイでは、僧侶は社会的に非常に尊敬されており、女性が僧侶に触れることは厳しく禁じられています。またタイの王室は、国民統合の象徴として絶大な尊敬を集めており、国王の肖像は紙幣や公共の場に飾られ、王室に対する不敬な言動は法律で厳しく罰せられます。
タイの伝統的な挨拶は「ワイ(合掌)」 です。この「ワイ」は相手への敬意を示す動作で、頭の位置を低くして合掌することで、目上の人に対する尊敬の度合いを表現します。また、頭は神聖な場所、足は不浄な場所とされており、子供の頭を触ったり、人や物を足で指し示すことはマナー違反とされます。
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タイ王朝の歴史
タイ王朝の歴史は13世紀頃から始まり、その後何世紀にもわたり、いくつかの王朝によって支配されてきました。その代表的な王朝の一つが「アユタヤ王朝」です。
アユタヤ王朝は1351年から1767年までタイの中部で栄えたタイ族の王朝です。その恵まれた立地から、国際貿易都市として発展し、特に米や香辛料を輸出しました。しかし、1767年に隣国ビルマ(現ミャンマー)の侵攻により、その歴史に幕を閉じました。
現在アユタヤは、歴史的古都として栄えた壮大な遺跡群が残され、1991年に「古都アユタヤ」として世界遺産にも登録されています。
また17~18世紀にかけて、貿易やアユタヤ王の傭兵として活動した日本人が暮らしていた「日本人町」も存在し、日本とのつながりも深い場所です。


世界遺産「古都アユタヤ遺跡」 寺院「ワット・パークナム」
日本とタイの関係
日本とタイは、130年以上にわたる長い友好の歴史を持っています。第二次世界大戦終結後、1952年に国交が再開されて以来、両国は皇室・王室間の交流を深めつつ、極めて良好かつ緊密な関係を築いてきました。タイは、日本の経済協力(ODA)における主要な支援対象国であり、多くの日系企業が進出しているため、経済面での結びつきが非常に強いのが特徴です。
日本で暮らすタイ人も多く、2025年6月末時点では 12番目に多い66,624人となっています。在留資格別にみると、永住者22,086人、技能実習11,807人、日本人の配偶者等7,655人 が特に多いです (出典:出入国在留管理庁)。
両国間の関係は、経済的な連携だけでなく、文化交流や観光面でも深いものとなっており、今後も日本とタイは、アジアの安定と発展に寄与する役割が期待されています!
最後までご覧いただきありがとうございました!